どうなっちゃうの?ホームページ作成業界
先日、同業者の人と話す機会がありました。
なかなか同業者の人と知り合う機会がないので、話をしたのですが、お客さんがいないし、受注が取れても単価が安いと嘆いていました。
その人が年下ということもあり、その人のホームページを見てあげたのですが、はっきり言って素人同然のものでした。
素人同然のホームページを持ってしまったら、お客様が不幸ですから、まずはプロとして恥ずかしくないスキルを身に着けるようにアドバイスしておきました。
ホームページを作ることへの誤解
今は簡単にホームページを作れるソフトがあって、少し勉強をすれば、一般の人でもホームページを作れます。
だから、「ホームページを作るのなんて簡単」と誤解している人も多いように思います。
これはお客様に限らず、自分でホームページを作れるようになったから、安易にホームページ作成業界に飛び込んでくる人がいるのだと思います。
しかし、素人同然の人ときちんとしたプロでは、雲泥の差があって、わかりやすく例えるなら、日曜大工で犬小屋を建てるのと、大きな地震が起きても大丈夫な家を建てるくらいの違いがあります。
良い業者が淘汰される価格競争
WEB業界にも価格競争が起こっていると言われています。
価格競争と言えば、品質はそのままで価格だけ安くなるイメージですが、WEB業界の場合は実質低品質化です。
冒頭に書いたような低スキルの業者が極端に安い価格設定をして、それがお客様に浸透している状態です。
低スキルの業者はできることが少ないので、短い時間で作ることができ、人件費を抑えることができるので、極端に安くても利益は出ますが、良い業者が良いホームページを作ろうと思えば、時間が掛かりますので、その料金で作ることはできません。
つまり、今のWEB業界の価格競争は、低品質化を促して、良い業者を淘汰されていくと思います。
良い業者がいなくなって、低スキルの業者ばかりになると、ますますお客様は業者選びが難しくなりますし、低品質のホームページを納品されてもお客様は喜ばないだろうし、この価格競争は一体だれが幸せになるのでしょうか?
アベノミクスの影響で良い業者が支持されるような時代になればいいんですけどね…。
間違っても素人同然の業者が料金を上げて、ますますお客様を泣かせるようなことにならないように願っています…。