顧客視点でホームページを作るのが成功の鍵です
せっかくホームページを作成するのなら、その効果をできるだけ高めたいものです。
WEBサイトを持つ方なら、誰しもがこのように思うかと思いますが、ホームページの効果を高めるにはどうしたら良いのでしょうか?
それは、「顧客視点でホームページを作ること」です。
「顧客視点でホームページを作ること」と言われれば、当たり前のことだと思われるでしょうが、この顧客視点をどこまでできるかが、ホームページの明暗を分けると言っても過言ではありません。
「顧客視点で作っている・作っていない」ということではありません。
「どこまで顧客視点を掘り下げて考えられるか」が重要です。
WEBに関して初心者の方ほど、デザインを気にします。
しかし、WEB上級者になればなるほど、コンテンツ(内容)が重要だと言います。
これはなぜかというと、顧客はデザインよりもコンテンツを重視するからです。
あなたがホームページに訪れる側の立場になって考えてみると、これがよくわかると思います。
ホームページに訪れる理由は、「お店の情報が知りたい」とか「○○について知りたい」など何らかの情報を求めて訪れます。
そこで、知りたい情報が書いてあるホームページとデザインはキレイだが知りたい情報が載っていないホームページなら、あなたはどちらを見るでしょうか?
ですから、訪問者が知りたい情報を提供することが重要なのです。
先日、友人がメガネを新しくしようと思い、近所のメガネ店を検索したそうです。
すると、何店か良さそうなお店があったので、ホームページを見てみたそうです。
メガネの写真と値段が載っていて、実際に店舗に行かなくても、商品を選ぶことができるようになっています。
ここまでは顧客視点に立っている作りになっていますが、ここからが問題です。
目が良い人はご存知ないかもしれませんが、目が悪くなるほどレンズが厚くなってしまうので、それを解消するために、通常メガネ店ではオプションで薄型レンズを用意していて、レンズの厚みが気になる人は追加料金を払ってレンズを薄くしているのです。
ちなみに、薄型レンズを使わなくても気にならない程度のレンズの厚みで済むのは、それほど目が悪くない人だけなので、メガネを購入する人にとって、フレームのデザインや価格も重要ですが、実はレンズもメガネを購入する際に重要な事なのです。
どのホームページでもメガネのフレームの情報はたくさん載っているのですが、レンズの情報がわかりにくかったり、全く載っていませんでした。
結局その友人が選んだのは、安くてデザインの良いメガネがあるお店ではなく、値段・デザインはやや劣るが薄型レンズを付けることまで考えて一番良いお店を選びました。
メガネの写真と価格を載せるのも確かに顧客視点です。
しかしもう一歩進んで、隠れたニーズであるレンズの情報もわかりやすく載せた方が、そのホームページの成功率はさらに高まるでしょう。
このように、どこまで顧客視点を掘り下げられるか?訪問者の知りたい情報をいかに提供するかがホームページの成功を握る鍵なのです。